
モシは小さな街で(街の中心は、全速力で走ったら5分ぐらいで通過してしまう。)「そんなところで学校以外、なにかすることあるの?」と度々聞かれる。だが、実はいろんな宝が隠されている街なのだ。モシはゆっくり歩いて探検するのが好ましい。歩かないと絶対に見つからない小さな店がいっぱいあり、こんな店が一番面白かったりする。『本当』に面白い店を見つけるのが得意なのは、私達、怖いもの知らずの若者たちである!
モシにはショッピングセンター、モールなど大きな店はなく、ほしいものがいつも手に入るとは限らない・・・ように見える。がしかし、私達が探しあてた店では最新のCDやテープ、ビデオが安い値段で売っていたりする。CD1枚が6000シル(約1000円)、ビデオが2300シル(約300円!)で買える。ビデオはたまに画像が少々悪かったり、観客らしき人の大爆笑が聞こえたりも(映画館で録画しているのか?!)するが。
夜のモシも盛り上がっている。街には二つのクラブ・ディスコがあり(他にもあるのだが、この二つが一番大きくて人気)、週末になると外国人滞在者、観光客、現地の若い人からおじいさんたちまで、たくさんの人で賑わう。最近そのうちの一つが、隣にあるホテルから音が大きすぎると苦情が来るようになり、おしいことに閉鎖してしまった。このクラブはモシにしては超モダンで(スモークマシーン、ビリヤード、二つのバーあり)なんと言っても地下にあったので、不思議な感じの空間だった。本当はあまり広くはないのだが、壁が鏡だったので目の錯覚で非常に広く感じられた、そんな細かい工夫もしていた。日本でクラブと言ったら、少し抵抗があるかもしれないが、モシでは年齢を問わず親も子供も気軽に行って楽しめる所だ。週末に「母と子のディスコ大会」「(母親達が名前をつけたので、すごく古くさいネーミング)をやったこともあり、明け方近くまで大いに盛り上がった。
増えつづけている音楽店の影響か、ボブマーリーの格好を真似する現地のお兄さんたちが増え、明るい服装に、帽子に入りきらないラスタヘアーが街をカラフルにしてくれる。よく「Peace man!」と声を掛けられ、思わず「Ya man!」とジャマイカ風に返答してしまう自分に、毎回おどろく。このレゲー兄さんたちの多くは、自分のレゲー店を持っている。大きな店と店の間にある彼らの小さな店は、主にビーズで出来たネックレスや指輪(もちろん赤、黄色、緑、黒とラスタファリアンカラー)、ボブマーリーグッズを売っている。これがなかなかカッコよく、一時期、私の学校で大流行した。品物の値段は安く、お兄さんたちは決して大儲けしているとは言えないが、それでも非常に陽気に、楽しそうにやっているので、それなりに稼いでいるのではないだろうか。こんな小さな商売をするタンザニアの若者が最近増えてきた。
私は何回行っても、毎回新しい発見があるモシの町に飽きることがない。(も)
週刊 キリマンジャロの日曜日
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