No. 14
「インターナショナルスクール」
2002年7月7日
キリマンジャロの麓に広がるモシ市(人口約20万人)、ここにあるモシ・インターナショナル・スクール(以下ISM)で、日本語教師として勤めはじめて8年がたつ。タンザニアには、ここモシとダルエスサラームの2ヶ所にインターナショナルスクールがある。ISMは、キリスト教伝道者の子弟の学校として創立され、今年で32年目を迎える。キリマンジャロ山が目の前に見える自然豊かなキャンパスで、幼稚園から高校(バカロレア)まで40ヶ国、350人が学んでいる。子供たちの両親の多くは、教会系団体や私たち家族のような開発ワーカーとして、タンザニア奥地や近隣の国で働いているので、学校には小学生から入れる寮もある。
日本語のクラス(オランダ語、ドイツ語、ヒンズー語などの他言語もある)は正規の授業だが、授業時間は小学生から高校まで、平均して週3時間。これではもちろん足りないので、家庭での通信教材などを使った日本語の勉強が欠かせない。しかし学校では英語、フランス語の学習に加えて、公用語はスワヒリ語というマルチ言語社会なので、日本語をギブアップしてしまう子供も少なくない。親のねばりと、クラスが楽しいものでないと続かない。生徒は主に日本人の子弟だが、英国やデンマーク人など日本国籍でない子供たちも教えている。授業は言葉だけでなく、日本の文化も体験してもらうようにしている。美しい着物に手を通した時の、子供たちの誇らしげな顔を見るのはいつも楽しい。(く)
Japan Dayにきものを着てご機嫌の小学生たち