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No. 4 「キリマンジャロ山頂からの電話」
2002年4月7日

キリマンジャロ山と携帯電話の広告看板
(左下:小さくて見えるかな?)
Copyright 2002 The Shiratoris
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今年の元旦にキリマンジャロの山頂にいた友人と、携帯電話で話しをした、といったらみなさんびっくりしますか?
携帯電話はアフリカでも、人々の生活を大きく変えています。これまでは外国のみならず、国内であっても通信はとても不便なことでした。不通になることが多く、またダイヤルを数時間まわして、やっと繋がるということも日常の光景でした。90年代後半からアフリカ諸国でも携帯電話が普及しはじめ、このような電話事情が劇的に変わりました。
タンザニアでは1998年から携帯電話サービスが開始され、今ではその数(20万)が、有線電話の加入者数(17万)を超えるまでになりました。今年に入り4社目が参入し、競争が激化しています。街角でも携帯電話で話しながら、先を急ぐビジネスマンの姿が日常的になっています。町中ばかりか、畑のまん中で海外と会話をすることさえ可能になりました。キリマンジャロ山頂も、麓に広がるモシ市周辺のアンテナ網でカバーされ、山の上でも携帯電話が使えるという訳なのです。素晴らしいじゃありませんか、アフリカで一番高い山から世界中どこへでも電話が掛けられるなんて。もっとも、5000メートルを越える山頂では、空気が薄いので頭がもうろうとしていて、電話をかけるには相当の努力が必要らしいですけどね。
携帯電話はまだまだ庶民の道具になっているとは言えませんが、情報がより速く、より多くの人達に届く可能性が出てきたので、いろいろな面でのインパクトが考えられます。例えば町での農産物の市場価格が生産者に早く届いて、仲買人との交渉力を増したり、選挙での開票結果が素早く伝達され、不正を抑制するなどの効果が期待できます。反面、情報アクセスが貧富の格差を広げる可能性もあるでしょうね。(き)

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