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No. 3 「トウモロコシの種まき」
2002年3月31日

種まきは共同作業
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キリマンジャロ地方の雨期は、12月頃の小雨期と3月から5月頃の大雨期の年2回です。大切な食糧であるトウモロコシは雨の期間が長い大雨期に栽培されます。乾季には何も栽培されずに、草だらけだった畑はまたたく間に耕されました。3月中ごろに訪れたこの畑でも若い夫婦が種まき作業に精を出していました。トラクタで耕した畑に、まず夫がクワで穴を掘り、妻がその後から穴に種をまいていきます。なかなのチームワークです。
今年は雨が早めに始まり畑の準備も順調だったので、見渡す限り緑色に広がるトウモロコシ畑がもうすぐ見られるでしょう。昨年は、実のつき始めた頃に雨が止んでしまい、早い時期に種まきしたごく一部の人たちだけが収穫できました。アフリカの雨は雨期になっても一定して降る訳ではありませんから、年によっては早く種をまいて失敗する人もいます。今年はいまのところ雨は順調なので、十分な食糧が期待できそうですが、この先も順調かどうかは誰にも分かりません。トウモロコシのような雨だけに頼った農業では、農民の長年の勘だけが頼りです。
ところで、先日日本から来ていた知りあいが、「マサイが畑を耕しているのを見たのは初めて」と言っていました。マサイの人たちは今でも赤い布を巻く独自の衣装をまとい、牛を追うという伝統的な生き方をしていますが、近年は作物を栽培するマサイの人たちも増えています。キリマンジャロ空港に降りたつと、畑を牛を使って耕したり、トウモロコシ畑の中でクワで草取りをするマサイの人たちを見ることができます。(き)
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