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No. 2 「キマシュク村への橋」 2002年3月24日

キマシュク村への橋
このプロジェクトをもう少し詳しく知りたい方へ
完了報告書(英語)
平成14年度の外務省ODA民間モニターの人たちが
訪れました。報告書をご覧ください。
Copyright 2002 The Shiratoris
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キリマンジャロ山麓は自然資源に恵まれているため、昔から多くの人が住みついて集約農業を営んできました。近年、人口が増加して土地が細分化されたために、伝統的な均等割りの相続が難しくなり、山の上の豊かな土地を取得できない人たちがすそ野のやせた土地に降りてきて住みつくようになっています。キマシュク村はそんな貧しい村の一つです。村には商店、診療所、トウモロコシの製粉所など、生活に必要な施設がなく、病人を運んだり、生活用品を購入するには村の横を流れるウェルウェル川を渡って隣の村に行かなければなりません。ウェルウェル川には橋がなく、雨季には水位が急激に増すために、渡れなくなる日がありました。急病人が出ると激流の中を無理して渡ろうとして、毎年溺れて命を落とす人が出ていました。
キマシュク村で長い間農村開発を支援してきたキリスト教関連団体が橋の建設プロジェクトを計画し、私たちはアドバイザーとして手伝うことになりました。幸い日本大使館の「草の根無償資金」から支援を受けることができ、昨年9月に工事が開始され、3月の初めに写真の橋が完成しました。
橋は多くの住民の参加によって建設されましたが、またたくさんの外部の人たちの協力もありました。計画の推進と住民の動員にはキリスト教関連団体のイギリス人夫妻が、工事の施工管理にはスウェーデン人が、橋の設計にあたってはネパールで活動するスイスのNGOやイギリス人技師が、工事前の現場の測量には地元で実施されているJICAプロジェクトの専門家が、それぞれボランティアで協力してくれました。
キマシュク村の人たちの生活がこれでずいぶん楽になりました。橋が出来たことは村の人たちの自信にもつながっています。橋の開通を契機に、テラス作りをはじめとする村の改善活動がすすんでいます。(き)
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